推敲百話【1】「開かないときは、開きません」の巻

モンダイな文章を推敲で解決する「勝手にビフォーアフター」。

本日はバスの車内、降車とびらに表示されていた「注意書き」の登場です。

失礼ながら“勝手に”推敲いたします。
開かないときは、開きません?

【Before】

ドアーブザーが鳴っても扉が開かないときは、

安全装置が動作しているため開きません。 

 

【推敲のポイント】

「開かないときは」~「開きません」のところで、

“違和感センサー”が激しく反応します。

(開かないときに開かない=当たり前!)

文の前半と後半が正しく結びついていないのです。

 

普通なら開くはずのドアが開かないという異常な事態。

「開かないときは~」の後には、

その原因や対応方法などが書かれるべきでしょう。

 

【After】

<1>

ドアーブザーが鳴っても扉が開かないときは、

安全装置が動作しています。

(異常の原因を案内)

<2>

ドアーブザーが鳴っても扉が開かないときは、

運転士にお知らせください。

(対応方法を案内)

<3>

ドアーブザーが鳴っても扉が開かないときは、

安全装置が動作しています。

ステップに立たず、一歩さがってください。

(原因+対応方法を案内)

<4>

ドアーブザーが鳴っても扉が開かないときは、

ステップに立たず、一歩さがってください。

(対応方法を案内)

 

4つの中では③がいちばん親切ですね。

ただし、文字数が多く読むのに時間がかかります。

やはり、見かけることの多い④のパターンが、

このケースではしっくりくるようです。

 

ありがとうございました!

 

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