推敲百話【7】「ハトフンってご存じですか?」の巻

モンダイな文章を推敲で解決する「勝手にビフォーアフター」。

今回お届けするのは、

私が利用している最寄り駅で発見したもの。

正しい、正しくないという種類のハナシではないのですが、

やはり「なんかへん」じゃないでしょうか、これ?

失礼ながら“勝手に”推敲いたします。
略語づくりは日本人の特技ですが…

【Before】

この付近ハトフンに注意して下さい

 

【推敲のポイント】

ハトフン、ハトフン、ハトフンかぁ……。

電車がホームを離れてからも、

しばらくはこの貼り紙のことが気になってしまいました。

 

エノケン(古い!)、ナベサダからキムタクに至るまで、

あるいは、うな重からスマホまで、

日本人は略語づくりの“名人”といってもよいでしょう。

 

この物件も、鉄道会社の方が、

「ハトフン」と目一杯の“洒落っ気”を発揮されたのですが、

あまり効果的とは思えません。

「親しみやすく、目立つ注意書きをつくろう」と、

努力された姿は目に浮かぶのですが……。

 

ちなみに、Googleで検索してみると、

・ハトフン =  3,770件

・ハトのフン=707,000件

これだけ見ても、

せっかくの洒落っ気が逆効果になる危険性を感じます。

 

【After】

ハトのフンにご注意ください

(グッと圧縮してみました)

 

【今後へのメモ】

長い文を読んでいる間にハトフンが落ちてきたらたいへんです!

この手のメッセージは「 簡潔>長い 」が原則。

読む人は付近にいるのですから、「この付近」は不要ですね。

 

<ご参考>

ハトの“落としもの”にご注意ください

(以前、このメッセージを読んだ記憶も…)

ソフトにしてみたのですが、

実際に被害に遭われた方を思うと、

「落としもの」では心情を逆なですることになりそうですね。

 

ありがとうございました!

 

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