推敲百話【40】「澄むと濁るで大違い」の巻

数日前、粗大ごみの出し方を調べようと思い、

地元・西東京市のホームページを眺めておりました。

あるページにたどり着いたとき、軽い“めまい”を感じたのです。

よく見かけますよね!

「市長の部屋」とか「市長からのメッセージ」とか。

本日の違和感センサーは、

西東京市長のメッセージにピピッ!

失礼ながら“勝手に”推敲いたします。
市長、ご覧になったらぜひ修正のご指示を!

東京のベットタウン

 

【推敲のポイント】

三遊亭金馬さん(先代)の落語を聞いていると、

こんなマクラ(小話)が出てきます。

 

「世の中は澄むと濁るで大違い。

 刷毛(はけ)に毛があり、禿(はげ)に毛がなし」

 

誰ですか~?

私のアタマを思い浮かべたのは(笑)

 

つまり、濁点「 ゛」の有無によって、

まったく違う意味になるという“言葉遊び”ですね。

 

ところが、遊びではなく現実に起きてしまったのが、

今回のケース。

もともと「ベッドタウン」は「寝に帰る場所」という和製英語ですが、

果たして「ベットタウン」は、何と訳したらいいのでしょう。

(西東京市と武蔵野市の対抗レースで、西東京に賭けるとか…?)

 

「ベッド⇔ベット」のほかにも、

「澄むと濁るで~」にはいくつかの類例があります。

最もよく見かけるのが、「バッグ⇔バック」。

 

特に紅茶などの「ティーバッグ」を、

うっかり「~バック」としてしまうと、

モンダイが生じる場合があり、注意が必要です

 

【Before】

東京のベットタウン

【After】

東京のベッドタウン

 

【今後へのメモ】

最近、若い人たちの間では、スマホのフリック入力によって、

濁点抜きメールなるものが生み出され、出回っているそうです。

 

確かにあの入力方法では、わざわざ濁点を打つ必要があり、

面倒くさい、疲れるということなのかもしれません。

 

もしかすると、我らが西東京市長、

時代の先端を走っていらっしゃるのかもしれませんね!

 

最後まてお読みいたたき、

ありかとうこさいました。


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